◼︎past event

2025/12/26 内山結愛 presents「tie in reaction vol.15」ミニライブレポート by 内山結愛
内山結愛が制作を務める毎月開催主催バンド対バン「tie in reaction」のvol.15が、12/26(金)に新宿MARZで開催された。
「メランコリック・オルタナティブ」をテーマに、内山がオファーしたのはEnfantsとfulusuの2組。


RAY内山によるOpen DJでは、毎月開催の連続企画として1年間完走した感謝の気持ちを込めて来場者へお菓子をプレゼント。曲を繋げてはフロアを歩き回りお菓子を渡す大忙しのDJから、fulusuのライブへ。一曲目の「鬱血」から、ハードでダークな重厚かつ緻密な演奏で圧倒。一気に張り詰めた空間を歌声が閃光のように突き抜けていく。「最後に愛を込めて殺意を」と言って始まった「Itsuka」では、昂る感情をそのまま吐き出すような荒々しい歌声を放ち、曲が終わる瞬間に照明も暗転。観客の心を強く揺さぶるラストとなった。
続くEnfants。「こんばんは、Enfantsです。今夜はどうぞよろしく。」という挨拶だけで大きな歓声が上がり、圧倒的なオーラを放つGt./Vo.松本大。足元に置かれた蛍光灯のみの照明演出もEnfantsならでは。ギターを置き、歌と身振り手振りや佇まいで魅せる「Punk Head」では「頭揺らしていけますか新宿!」と煽り、観客は体を揺らし、声と拳で熱く応えた。MCで、アイドルのRAYにロックバンドであるEnfantsはお呼びじゃないのではないか、スケジュールや諸々で3、4回オファー断ったけれど、(内山の)音楽愛を信じ、今回の出演に至ったと語った。分厚い演奏と所々シャウトを織り交ぜた優しくも剥き出しの歌声、切実な言葉で最後まで魅せた。
トリのRAY。RAYの得意分野とも言える今回の公演テーマ「メランコリック・オルタナティブ」に沿った内山考案セトリ。「Overture」から「シルエット」にすかさず入ると、フロアは一瞬にして興奮に包まれた。この日は毎月開催の連続企画としてラストでもあり、新体制お披露目を控えたRAYにとって、現体制ラストのライブでもあった。噛み締めるように丁寧に歌い踊るメンバーと、目に焼き付けようと熱い眼差しを向け、声援を送る観客。ラストの「涙のいた場所」ではフロアで涙を流す人も。趣向の異なる刺激的な組み合わせで作り上げてきた「tie in reaction」の集大成は1/24の3会場周遊フェス「tie in reaction DX」へと続いていく。この日、この場所、この組み合わせでしか味わえない音楽体験に期待!
Enfants
日本のバンド。
読み「アンファン」。フランス語、「こどもたち」を意味する。
2022年より「遊び」と「身に纏う」意識を軸に活動を開始。
fulusu
東京都内で活動中の4人組ロックバンド。
2014年、都内で結成。2019年、現体制に移行。
2025年9月には全国流通盤である「賛美に疼く痣」をリリース。
何にも形容できない音楽性を持ち、fulusuの持つ独自の世界観を、音源作品そして圧巻・爆音のライブパフォーマンスによって表現する。
RAY
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでParannoul、Ringo Deathstarr、Daniel Knowles (Amusement Parks on Fire)、吉田一郎不可触世界、MO'SOME TONEBENDER、ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)、管梓 (エイプリルブルー、ex. For Tracy Hyde)、ishikawa (死んだ僕の彼女)、Kensei Ogataなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供等を受ける。内山結愛、琴山しずく、月海まお、紬実詩の4人体制で現在活動中。2023/10には青木ロビン (downy、zezeco)、中尾憲太郎 (Crypt City、勃殺戒洞、ex. NUMBER GIRL)、BOBO (MIYAVI、TK from 凛として時雨等)、ケンゴマツモト (THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。2023/9 Shibuya WWW、2024/5 Shibuya WWWXのワンマンがそれぞれソールドアウト。

2025/12/15 内山結愛 presents「tie in reaction vol.10(7/25振替公演)」ミニライブレポート by 内山結愛
内山結愛が制作を務める毎月開催主催バンド対バン「tie in reaction」のvol.10 (7/25振替公演)が、12/15(月)に新宿MARZで開催された。
「サウンド・オーバーロード」をテーマに、内山がオファーしたのはcomputer fightとMarmalade butcherの2組。


RAY内山によるOpen DJは、Marmalade butcher(※以降マ肉)の盟友であるfulusuの「反時計」で締め、マ肉のライブへとバトンタッチ。頭を激しく振りながら歪ませたスラップを炸裂するベース、力強く的確に土台を作り上げるドラム、強力なリズム隊に負けんばかりにテクニカルでメロディアスなフレーズを紡いでいくギター。ストイックかつ凶暴な演奏の中笑顔を見せ、全身で音楽を楽しむメンバーのライブパフォーマンスに観客は釘付け。MCでは終演後のチェキ会に向けての意気込みや、本企画を楽しみにしていた気持ちを伝えた。最初から最後まで渾然一体の超絶演奏で会場を沸かせ、マ肉にとって年内ラストのライブを締めた。
続くcomputer fight。開始早々、一触即発のスリリングな演奏と、フロアを鋭い眼光で睨みつけ絶叫するボーカルにフロアは異様な緊張感で満たされる。次は一体何が起こるのかと、ステージ上で生まれる興奮と狂気に徐々に飲み込まれていく観客。Gt.千川は「この後RAYは、これ以上のことできるんすかね?」と煽り、叫び暴れるVo. 畠山はトランペットにマイクを突っ込み荒々しく吹き狂い、強烈な音を発生させたかと思えば客席へダイブし、床にうずくまり絶叫。ステージ上で起こっていたカオスの渦中に気付けば観客も引き摺り込まれるような強烈な音楽体験を届けた。
トリのRAY。違うベクトルの凶暴さを持つ2組に応えるような内山考案ハードセトリ。RAYの持ち曲の中でも尖った「KAMONE」で開幕。computer fightからの煽りを受け、いつも以上に気合いと熱を感じるステージングに、フロアの温度もグッと高まっていく。「おとぎ」から 「17」へと繋がる新鮮な構成に観客は大盛り上がり。 MCでは無事に7/25の振替公演として開催できた喜びや、tie in reaction史上最もカオスでスリリングな回になった興奮を伝えた。毎月開催連続企画としては次回の12/26で最後となる。12/26とその集大成となる来年1/24の「tie in reaction DX」はぜひとも立ち会ってほしい。
computer fight
2019年東京で結成。2022年に1st Album"suburban blues"をリリース。
2024年に畠山(vo)、千川新(gt)、田中喉笛(ba)の現体制に。
Marmalade butcher
ポストロック/マスロックからゲームミュージックや電子音楽など
多ジャンルを自由に行き来する唯一無二な"モテるインスト"バンド通称"マ肉"。
RAY
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでParannoul、Ringo Deathstarr、Daniel Knowles (Amusement Parks on Fire)、吉田一郎不可触世界、MO'SOME TONEBENDER、ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)、管梓 (エイプリルブルー、ex. For Tracy Hyde)、ishikawa (死んだ僕の彼女)、Kensei Ogataなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供等を受ける。内山結愛、琴山しずく、月海まお、紬実詩の4人体制で現在活動中。2023/10には青木ロビン (downy、zezeco)、中尾憲太郎 (Crypt City、勃殺戒洞、ex. NUMBER GIRL)、BOBO (MIYAVI、TK from 凛として時雨等)、ケンゴマツモト (THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。2023/9 Shibuya WWW、2024/5 Shibuya WWWXのワンマンがそれぞれソールドアウト。

2025/11/28 内山結愛 presents「tie in reaction vol.14」ミニライブレポート by 内山結愛
内山結愛が制作を務める毎月開催主催バンド対バン「tie in reaction」vol.14が、11/28(金)に新宿MARZで開催された。
「エモーショナル美味ペジオ」をテーマに、内山がオファーしたのは水中スピカとsidenerdsの2組。


RAY内山によるOpen DJが終わり、水中スピカが登場。伸びやかで透明感抜群の歌声を響かせ、爽やかな笑顔でお客さんの方を見ながらギターを高速タッピングするGt./Vo.千愛。超人的なギタープレイの答え合わせをするように、幼少期にそろばんとピアノを習っていたとMCで話す。朗らかなメンバー同士の掛け合いが楽しいMCと、それぞれがアグレッシブに躍動しながら、息を合わせ繊細なフレーズを確実に決めていくストイックな演奏。「Spica」では、複雑なフレーズに不思議と息の合った観客の手拍子で愉快な一体感が生まれ、存分に水中スピカらしさを届けるラストとなった。
続いてsidenerds。「tie in reaction vol.5」に出演したAnd Protecterの「通り抜けるオレンジ」をSEに登場。ギターと歌声で至高のハーモニーを紡いでいくGt./Vo.みにあまる雅とGt.ねぎしのはん。テクニカルさと爆発力を兼ね備えた演奏と、曲に合わせて小気味良く切り替わる照明が掛け合わさって生まれる強靭なエモーショナル。新譜のリリースもサプライズ発表され、歓声が広がった。「混ざる」から「風邪」へのエモーショナルな繋ぎは会場の熱気をさらに高め、新曲「うるせー」で幕を閉じた。
トリのRAY。出演2組を意識した、緻密&轟音な内山考案セトリ。 今回のテーマである「美味ペジオ」の代表格である「おとぎ」からスタート。2組のライブパフォーマンスを受け、エネルギッシュなダンスパフォーマンスと、生演奏に負けない轟音で会場を包み込んでいく。MCでは、毎月開催企画としてはラストのとなる12/26の追加出演者を発表。今回もほぼソールドアウトとなり、勢いを増し続ける「tie in reaction」 。ぜひ、来年1月大規模開催となる「tie in reaction DX」まで見届けてほしい。
sidenerds
東京の4人組
水中スピカ
2018年、京都にて結成。東京で活動中。
現在事務所やレーベルには所属しておらず、完全自主で活動を行っているマスロックバンド。
女性がタッピングをしながら、ポップなメロディーを歌うという新しい音楽性で、インストゥルメンタル な音楽とロックやポップな音楽の溶け合わせに挑戦をしている。 また、その架け橋となる事をめざして活動をしている。 水中スピカは国内のみならず海外での活動にも力を入れており、音楽のさらなる可能性を追求している。
RAY
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでParannoul、Ringo Deathstarr、Daniel Knowles (Amusement Parks on Fire)、吉田一郎不可触世界、MO'SOME TONEBENDER、ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)、管梓 (エイプリルブルー、ex. For Tracy Hyde)、ishikawa (死んだ僕の彼女)、Kensei Ogataなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供等を受ける。内山結愛、琴山しずく、月海まお、紬実詩の4人体制で現在活動中。2023/10には青木ロビン (downy、zezeco)、中尾憲太郎 (Crypt City、勃殺戒洞、ex. NUMBER GIRL)、BOBO (MIYAVI、TK from 凛として時雨等)、ケンゴマツモト (THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。2023/9 Shibuya WWW、2024/5 Shibuya WWWXのワンマンがそれぞれソールドアウト。

2025.10.31 「tie in reaction vol.13」ミニライブレポート by 内山結愛
内山結愛が制作を務める毎月開催主催バンド対バン「tie in reaction」のvol.13が、10/31(金)に新宿MARZで開催された。
『2010年代が育んだ「オルタナティブ」の懐の広さ』をテーマに、内山がオファーしたのはHammer Head Sharkとsiraphの2組。



RAY内山によるOpen DJが終わり、Hammer Head Sharkが登場。1曲目から「Daisy」の剥き出しの感情がそのまま音になったようなギターを浴びせ、2曲目「名前を呼んで」の絶唱で、早くもながいひゆのカリスマ性と空間を掌握する圧倒的な歌声を印象付けた。中でも「echo」から「アトゥダラル僻地」への壮大な繋ぎ、息を合わせて生み出される轟音の渦は狂気すら滲み、怖いほど美しく、ラストの曲にふさわしい強烈な爪痕となった。30分に凝縮されたHammer Head Sharkの世界観に誰もが目を耳を奪われ、圧巻のライブパフォーマンスを食らったフロアは興奮に包まれ続けていた。
続いてsiraphが登場すると、一変してムーディでアダルティな雰囲気に。リラックスした空気感の中、それぞれが繰り広げる超絶テクニカル演奏が濃密かつ緻密に絡み合って行く様はクールで爽快。変拍子も複雑なメロディーもキャッチーに聞かせる、エレガントかつ情緒的なAnnabelの歌声の力に引き込まれた観客は、終始安心して心地良く変拍子に体を揺らし続ける。ラストの「想像の雨」では、待っていたとばかりにフロアは興奮で包まれ、その熱はステージへと伝染していく。人間離れした演奏と、人間味溢れる愉快なMCとのギャップでさらに心を掴み、音楽でも人柄でも惹きつける無敵のステージを届けた。
トリのRAY。出演2組へのリスペストを込めた、轟音シューゲイズとドラマチックな没入感で魅せる内山考案セトリ。リリースしたばかりのアルバム『White』からの楽曲が無いのも最近では珍しく、比較的初期の楽曲で構成されたストイックなパフォーマンスに息を呑み、のめり込んでいく観客。「読書日記」から「Fading Lights」へとシームレスに繋ぎ、フロアの張り詰めた緊張は解け唯一コールも発生、多幸感に満ちたラストとなった。「tie in reaction」は本公演で初めて念願のソールドアウトを果たし、内山はMCで感謝と来年1月の「tie in reaction DX」への気合いを語った。年内開催も残りわずかとなった「tie in reaction」、まだ未体験の貴方はぜひ一度体験してみてほしい。
siraph
2016年に元shool food punishmentの蓮尾理之(Key)、山崎英明(Ba)、ハイスイノナサの照井順政(Gt)、
anNinaやbinariaでも活動しているAnnabel(Vo)によって結成されたバンド。
完全DIY制作によるネット配信「siraphTV」を行いながら
2023年EP「UTOPIA」をリリースするなど精力的に活動を行なっている。
メンバーの照井、蓮尾は2025年に放映された「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の劇伴音楽を担当。
確かな演奏スキルに裏打ちされた緻密なアレンジによる楽曲達に、
ライブでは映像投影を交えて独特の世界観を演出している
Hammer Head Shark
2018 年、ながいひゆ(Vo)と福間晴彦(Dr)を中心に千葉県で結成されたロックバンド。
現メンバー(Ba)/後藤旭、(Gt)/藤本栄太が加入してからより純度の高いバンドとなる。
芯のある音楽とフロアを掌握する重厚で壮麗なライブが各所で注目を集める。
柔らかさを持つ機微な心情で幻想と現実の間を歌う。
90年代オルタナティブサウンドが印象的でありながら、ながいひゆ(Vo) のどこか懐かしさを感じる歌声には日本元来の歌謡曲やフォークに通ずる魅力がある。
「JAPAN JAM 2023」「SYNCHRONICITY’ 24」への出演、andymori や羊文学なども過去に参加したカナダ各地を回るツアー「Next Music From Tokyo」の出演、「DEAD POP FESTiVAL 2025」の出演など、国内外ジャンル問わずで活躍の幅を広げる。
2025年6月25には、バンドキャリア初のフルアルバム『27℃』を自主にて全国流通でリリースし、全国ツアーを敢行。2026年1月9日には渋谷WWWにて自主企画"After 27℃"を開催する。
RAY
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでParannoul、Ringo Deathstarr、Daniel Knowles (Amusement Parks on Fire)、吉田一郎不可触世界、MO'SOME TONEBENDER、ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)、管梓 (エイプリルブルー、ex. For Tracy Hyde)、ishikawa (死んだ僕の彼女)、Kensei Ogataなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供等を受ける。内山結愛、琴山しずく、月海まお、紬実詩の4人体制で現在活動中。2023/10には青木ロビン (downy、zezeco)、中尾憲太郎 (Crypt City、勃殺戒洞、ex. NUMBER GIRL)、BOBO (MIYAVI、TK from 凛として時雨等)、ケンゴマツモト (THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。2023/9 Shibuya WWW、2024/5 Shibuya WWWXのワンマンがそれぞれソールドアウト。

2025.9.28 「tie in reaction vol.12」ミニライブレポート by 内山結愛
内山結愛が制作を務める毎月開催主催バンド対バン「tie in reaction」のvol.12が、9/28(日)に新宿MARZで開催された。
「世代を超えるオルタナティブ」をテーマに、内山がオファーしたのはClimb The Mind、
SleepInsideの2組。



RAY 内山結愛によるOpen DJが終わり、少しの静寂を経てClimb The Mindが登場。登場するだけで歓声が起こり、一音目を鳴らした瞬間にフロアの熱気は爆発した。繊細なファルセットと力強い歌声との行き来は心を震わせ、温かくも厳しさがある演奏の一音一音が心の深いところまで触れてくる。「ベレー帽は飛ばされて」から始まり、「ほぞ」のラストでは地面に転がりながら猛烈にギターを鳴らし、爆発するようなドラムプレイを終えた後、北野(Dr)はドラムスティックをステージ袖に投げ飛ばし、お礼を伝えるとメンバーは颯爽と退場。ストロングスタイルのライブは圧巻で、今日のステージを一瞬も見逃すまいと噛み締め続けた観客の熱狂は収まらない。
続いてSleepInside。張り詰めた空気を纏いながら、力強くヒリついた演奏と、シャウトを交えながら溢れ出す感情を歌で届ける。そのどこか切迫したような姿は、さっきまで熱狂に包まれていたフロアの集中力と緊張感を一気に高めていく。MCになると、中学生の頃からClimb The Mindのリスナーであり強い憧れを抱いていたこと、共演の喜び、このライブにかけるただならぬ熱い思いを伝えた。言葉にならない思いを全て音楽にぶつけていくようなライブパフォーマンスは観客の心を強く震わせたに違いない。「温かい弾倉」では、背中を丸めうずくまるようにして無我夢中でギターを掻き鳴らす”(hachigatsu_newsによると)オルタナティブカブトムシ”の姿も観測でき、記憶に残る30分間となった。
トリのRAY。出演の2組を意識して、RAYなりの「オルタナティブ」を前面に押し出しつつ、アイドルらしさも盛り込んだ内山考案セトリ。セトリラストの曲でありハイライトとなったのは、9/21のワンマンライブで初披露した以来の「天体」。照明やミラーボールによって作り出された星空は、ここが新宿MARZであることを忘れさせ、曲が終わってMCに入っても余韻が残り続けているようなフロアには、思わずメンバーから「こっちに戻ってきて〜!」とツッコミが入る。この強烈な没入感は披露を重ねるにつれより一層進化していくに違いない。
「音楽を通じて人と人を繋げたい、結びつけたい」という思いで「tie in reaction」と名付けられた本企画で、(図らずも)Climb The MindとSleepInsideを結び、まさに名は体を表すような忘れがたい回となった。連続企画として残すところあと3回、更なる可能性に期待が高まる。
SleepInside
00年代の下北沢ギターロックを彷彿とさせる気だるくも鋭利なサウンドを持つインターネット宅録バンド。
Climb The Mind
Climb The Mindは日本語詞のオルタナティブ・インディーロックバンド。1999年結成、3人組。昨年、結成25年にして漸くX、Instagram、YouTube等のSNSを始動。名古屋を拠点に全国でライヴを行い、これまでに4枚のアルバムの他に、シングル・スプリットカセット・レコード等もリリースしている。
オルタナティブ、パンク、ハードコア、エモ、シューゲイズからの影響を基盤にしながら、エレクトロ~2ステップなどダンスミュージックの身体性も取り入れた異色のバンドサウンドが特徴。
唄と詩のプリミティブな美しさを追求し、人々の悲しみや憂い、心の機微を繊細に表現する。
RAY
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでParannoul、Ringo Deathstarr、Daniel Knowles (Amusement Parks on Fire)、吉田一郎不可触世界、MO'SOME TONEBENDER、ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)、管梓 (エイプリルブルー、ex. For Tracy Hyde)、ishikawa (死んだ僕の彼女)、Kensei Ogataなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供等を受ける。内山結愛、琴山しずく、月海まお、紬実詩の4人体制で現在活動中。2023/10には青木ロビン (downy、zezeco)、中尾憲太郎 (Crypt City、勃殺戒洞、ex. NUMBER GIRL)、BOBO (MIYAVI、TK from 凛として時雨等)、ケンゴマツモト (THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。2023/9 Shibuya WWW、2024/5 Shibuya WWWXのワンマンがそれぞれソールドアウト。

2025.8.22 「tie in reaction vol.11」ミニライブレポート by 内山結愛
内山結愛が制作を務める12ヶ月連続の主催バンド対バン「tie in reaction」のvol.11が、8/22(金)に新宿MARZで開催された。
「令和的ノスタルジー」をテーマに、内山がオファーしたのはTØGARÜ、Trooper Saluteの2組。


前回から導入されたDJ内山結愛によるOpen DJでスタート。出演の2組を意識しつつ、内山自身の最近のイチオシ曲を織り交ぜた選曲で、今回も通常のDJでは考えられないくらいトークを織り交ぜながら曲を繋いでいく。気持ちばかり上達した曲繋ぎに、優しく反応してくれる観客。そんな温かい空気のままシームレスにTØGARÜのライブへと流れ込んでいく。

続くTØGARÜ。ステージの上から鋭く熱い眼差しを向け、覚悟のこもった歌声を届けるナカニシ(Vo.)が空気を一気に引き締める。ナカニシのソロプロジェクトとして始まった「とがる」は、バンド編成の「TØGARÜ」へと生まれ変わり5月に始動したばかりだが、骨太で激しくも美しい演奏は一体感がある。バンドサウンドと、2ビートやトラップ、オートチューン、エレクトロなサウンドの融合が印象的な「Endless Blüe」 でTØGARÜの新境地を見せる。ラストの「十九歳」でアグレッシブにファズを天空に突き刺し、拍手や歓声をも飲み込む轟音と青色で会場を満たした。

続いてTrooper Salute。あみんの「待つわ」カバーから「冷たいマーメイド」へと繋ぐ衝撃的な開幕で一瞬にして観客の心を奪い、容赦なくTrooper Saluteの音の渦に巻き込んでいく。ムサシ(Vo.)の呼吸が演奏の司令塔のように、呼吸一つが演奏のきっかけや止めの合図を担い、ライブならではのアレンジを織り交ぜながら、一丸となって強靭なグルーヴを生み出していく。天才的な歌声を響かせながら、篠笛やビブラスラップを次々に持ち替え演奏する姿も器用で楽しく、メンバー全員が楽しそうに演奏する姿も眩しい。独創的でありながらダイナミックでノスタルジックな旋律は終始観客の心をときめかせていた。

トリのRAY。出演の2組を意識し、ノスタルジックで中毒性のあるメロディ、爆音、熱量、シューゲイズをキーワードにした内山考案セトリ。半年ぶりに「レジグナチオン」がセトリに入り、曲始まりの立ち位置に着いた時点でフロアからは嬉しさを噛み締めるような声が漏れ聞こえ、イントロが流れ出した瞬間わっと歓声が上がった。それぞれの中に刻まれた記憶や景色を呼び覚ますような構成で畳み掛け、色々な方向から心を揺さぶる。進化を続ける「tie in reaction」を、今後も見守ってほしい。

Trooper Salute
名古屋発、5人編成女性ボーカル・シンフォニックインディロックバンド。
2024年1月より現メンバーでstiffslack venueやK.Dハポンを中心にライブ活動をスタート。
地元ライブハウスからの信頼は厚く、活動1年目にして国内外問わず数多くのツアーバンドのサポートアクトを務める。
2024年12月にバンドキャリア初のEP”Trooper Salute”をリリースし、東京・名古屋でレコ発イベントを開催。
K.Dハポンで行った名古屋公演はソールドアウトを記録した。
TØGARÜ
2025年5月にナカニシイモウ(Vo/Gt)、たもつ海音(Gt)、石井龍一郎(Gt)、淺見道也(Ba)で結成された4人組バンド。
オルタナティブ、パンク、ハードコア、エモ、シューゲイズからの影響を基盤にしながら、エレクトロ~2ステップなどダンスミュージックの身体性も取り入れた異色のバンドサウンドが特徴。
唄と詩のプリミティブな美しさを追求し、人々の悲しみや憂い、心の機微を繊細に表現する。
RAY
2019/5/1にお披露目した女性アイドルグループ。「極北を目指すオルタナティヴアイドル」をコンセプトに活動する。これまでParannoul、Ringo Deathstarr、Daniel Knowles (Amusement Parks on Fire)、吉田一郎不可触世界、MO'SOME TONEBENDER、ハタユウスケ (cruyff in the bedroom)、管梓 (エイプリルブルー、ex. For Tracy Hyde)、ishikawa (死んだ僕の彼女)、Kensei Ogataなど、確かなシューゲイザー・オルタナティブジャンルのクリエイターから楽曲提供等を受ける。内山結愛、琴山しずく、月海まお、紬実詩の4人体制で現在活動中。2023/10には青木ロビン (downy、zezeco)、中尾憲太郎 (Crypt City、勃殺戒洞、ex. NUMBER GIRL)、BOBO (MIYAVI、TK from 凛として時雨等)、ケンゴマツモト (THE NOVEMBERS)のドリームチームが制作した「火曜日の雨」をリードトラックとする3rdアルバム『Camellia』をリリース。2023/9 Shibuya WWW、2024/5 Shibuya WWWXのワンマンがそれぞれソールドアウト。



